高雄市中心地からほど近い鳳山地区にある「鳳儀書院」は、台湾最大の書院として高雄市民に親しまれている場所です。
約200年以上前の「科挙」の学生たちの生活を、等身大のおもしろい人形たちが再現していてでーじ(とても)楽しい場所です。「鳳儀書院」は台湾の歴史的重要な書院とは知らず、人形たちと一緒に写真撮影会してきました!
鳳儀書院ってどんなところ?
鳳儀書院は1814年に創建され、三級古蹟に指定されています。鳳山の「歳貢生(秀才とも呼ばれ、最高学府の国子監で学ぶことが許された者)」であった張廷欽氏によって建立されました。内部には37軒の家屋があり、院内にはもともと文昌、奎昌、倉聖といった神様が祀られていました。また、テーブルやイスも並べられ、古くは生員(科挙制度の郷試の受験資格を得た者)が学問を学び、試験を受ける場所でもありました。ここは台湾で現存する書院の中で最大の規模を誇り、書院入口前にある照壁と正門両側の石鼓(太鼓の形をした石刻品)は建築当時の設計を考証するのに役立ちます。改修工事を経て、園内にはかわいらしい像が多数設けられました。また、展覧スペースも二箇所加わり、書院の歴史沿革や文物などに関する詳細な説明がなされています。
高雄市政府觀光局
「正員」と呼ばれる学生が科挙合格を目指し勉学に励んだ学びの舎として使われた場所がこの鳳儀書院になり、台湾の歴史的価値のある重要な場所となっています。2014年にリニューアルオープンして一般公開されたようです。
200年前にタイムスリップ!おもしろ等身大人形がお出迎え
鳳儀書院の敷地はとても広く、芝生や樹木がたくさんあって気持ちのいい場所です。そんな敷地内の至る所に、200年前の当時の様子を再現している等身大の人形たちがお出迎えしてくれて、おじさん二人して写真会を開催。人形は全て表情が違うので見ているだけでとても面白いです。
まとめ
鳳儀書院は、200年前から現存する台湾最大の書院であり、その建物の建築様式も重要な文化財になっており、当時のエリート官僚を目指した学生の様子を楽しくコミカルに伝えてくれる等身大の人形たちが迎えてくれます。一体一体彼らの表情を見ていると、私たちも200年前の科挙の学生になった気分を味わえます。また、展示スペースでは、鳳山地区の歴史資料など沢山の展示物を見て学ぶことが出来ますよ。
高雄市中心地や美麗島駅から電車や地下鉄を使ってアクセスしやすい場所にあるので、ぜひ鳳儀書院を旅行プランに加えてみてはいかがでしょう?
施設名 | 鳳儀書院 Fongyi Academy |
住 所 | 高雄市鳳山区鳳崗里鳳明街62号 |
電話番号 | +886-7-7405362 |
料 金 | 66元(65歳以上は無料) |
営業時間 | 10:30~17:30(火~金) 10:30~18:30(土・日) |
休館日 | 月曜日 |
駐車場 | 無し |
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